働くお母さんは平日・週末を問わず毎日を忙しくしています。
子どもの世話や家事、そして仕事。いくら時間があっても足りません。
日本生活習慣病予防協会の調査によると、日本人成人の20パーセントもの人が慢性的な不眠。そして15パーセントの人が日中に過剰な眠気を感じているそうです。
ですが、働くお母さんの場合、放っておけば自分の体調面にも支障をきたしかねません。
そこで、ここでは調査による睡眠時間の状況と「どうしたら眠りを確保できるか」について
紹介したいと思います。
働くお母さんの平均睡眠時間は約6時間
シチズンが行った調査によりますと、働くお母さんの睡眠時間は6時間半という結果に。
働いている日(平日)をみても子どもがいる家庭の場合、起床時間は6時で就寝時間は約23時という調査結果に。
意外にとれているのかな、と考える方もいるかもしれません。
ですが総務省調査における日本人女性の平均睡眠時間 7 時間 36 分と比べると 1 時間も短い状態となっています。
また休日も子どもの世話などで、全体的に「早寝早起き」な傾向が、働くお母さんにはあるようです。
子どもとゆっくり過ごす時間は3時間程度

働いている日中に子どもと会話をしたり、本を読んだりする時間は?という質問には「約3時間」という回答が平均でした。
これを長いか短いか・・・ととらえるかは微妙なラインです。小学校へ上がる前でしたら「やや足りないかな」という印象もありますね。
睡眠時間を削るしかないと考えているお母さんは多い
生活時間において、子育てと仕事を両立するために、「削らざるをえない時間」は何ですかという問いには
睡眠時間がダントツのトップ(40.5%)、続いて「子どもとのふれ合い時間」(23.8%)となっています。
生活において、一番大切なこの二つが上位にランキングしてしまっているのは、やはり残念な結果です。
睡眠不足はメンタルにも影響する

今は大丈夫、と思っていても睡眠不足は深刻な影響を表す場合があります。
主には以下のような症状が現れるそうです。
- イライラが多くなってくる
- 突然切れることがある
- 急にふさぎ込むことがある
- コーヒーをたくさん飲むようになる
- 集中力がすぐ切れるので、雑談が多くなる
また睡眠不足には体調を崩したり、お肌がくすんだり…といった現象もあります。
「今は大丈夫」と考えていても、これから働き続けることを考えれば、やはり上手に睡眠を確保していきたいですね。
そこで、生活習慣を見直して実践できそうな「睡眠不足解消法」をいくつかピックアップしてみました。
睡眠不足解消法その1:スマホを見る時間を制限する

スマホを見る時間を制限することは睡眠時間をふやす習慣にもつながります。
なぜなら想像以上に私たちがスマートフォンを見ている時間は多いからです。
「通勤時間だけ」、「朝と寝る前に15分」など制限を決め、後は一切見ないことを実践していくと、思った以上に時間にゆとりがもてます。
睡眠不足解消法その2:子供と一緒に家事をし、一緒に寝る

家事で手伝ってくれる部分があるなら、率先して子どもに協力を頼みましょう。
頼んだ後のご褒美としてそのあとは好きなTVを見ていい、ゲームの時間を許すなども忘れずに約束しておきましょう。
そして、できれば後片付けも手早く済ませ、子どもの就寝時間と近い形で一緒に寝てしまいます。
手伝ってもらえた分時間に余裕ができ夜にゆとりが生まれるかもしれません。
ですが、明日の朝のつらさを考えたら週に2~3回はこれを実践してみたいところです。
また時短レシピなども常にインプットしておき応用を繰り返していけば毎日の料理もそれほどつらくなくなるはずです。

睡眠不足解消法その3:休日はなるべく体を休める
せっかくの休日は今までにできなかったことを積極的にやりたいですよね。
ですが、少しエンジンをオフにしてゆっくりすることも考えてみましょう。
たとえば掃除を済ませた後はお茶を飲みながらテレビを見る。といった具合です。
「そんな時間はない」と考えるかもしれませんが、あえてリラックスタイムを設けてみましょう。
すると、思いのほか自分の体が疲れていることに気づくかもしれません。
あとは子どもと一緒に本を読む、宿題をみてあげる、ゲームをするなどといった時間も増やしてみてもいいでしょう。
平日に激務だった週末はとくに外出するよりも、上記のような時間を設けてあげることが癒しにつながります。
おわりに
シチズンの調査によりますと、働くお母さんが理想としている勤務時間は6時間、現状よりもやや少ない傾向となりました。
またほっとくつろげる時間の1位は「22時」という結果も出ています。
毎日をフル活動している働くお母さんは何よりも子どもを大切にし、自分をおろそかにしがちですが、周りのためにもぜひ自分自身を労わる時間を設けておきましょう。
何か気づきがありましたら、積極的に実践してみてくださいね(^^♪
