さあ、いよいよ介護への仕事がスタートします。でもちょっと待って、何も研修を受けず資格を取っていないと少し不安ですよね。
初心者や別のジャンルから転職をした場合、介護の仕事に就く前にまず「介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー二級)」の資格を取る場合がほとんどです。
とくに、直接身体に触れる「身体介護」を行うには、介護職員初任者研修での実践があると非常に役に立ちます。
このページでは、介護職員初任者研修とはどんな資格なのか。そのメリットや受験資格、合格難易度・取得後からのスキルアップなどもふまえてご紹介したいと思います。
初任者研修は介護技術を習得する基本の研修
7月末に入社したNさん、昨日、#初任者研修 が無事終了㊗️🎉
丁寧な報告メールが届きました
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「研修の中では講師の方々に介護の基礎を親切丁寧に教えて頂きました。
また、他の受講者の方とのコミュニケーションも楽しみながら研修期間を過ごすことができました。」お疲れさまでした😊👍#rickcare pic.twitter.com/hFyfs11TkU
— RickCare@介護 (@rick_kaigo) 2019年9月4日
ケアカレで初任者研修を一緒に受けたクラスメイトが今日、実務者研修を修了。たまたま同い歳で意気投合してから、彼は今やユニットリーダー。見ず知らずからたった15日間共に学んだだけだけれど、5年たっても同期は同期。笑い方も癖も変わらない。
— 介護仕事百景(影山みさき) (@kaigoshigoto100) 2018年12月20日
厚生労働省によりますと、介護職員初任者研修とは、在宅・施設を問わず、介護職として働く上で基本となる知識・技術を習得する研修のことを指します。
以前は「ホームヘルパー2級」と呼ばれていた初任者研修は、介護に関する基本的な知識と技術を身につけることができるため、たとえ介護の仕事が未経験だったとしても役に立ちます。
介護職員初任者研修を取得するメリット
まずは、どうして介護職員初任者研修を選ぶメリットがあるのか?という点。
まずひとつは、介護業界の求人数の多さと仕事の安定性です。
ハローワークによりますと、2016年11月時点の有効求人倍率は、他業種の平均が1.31倍であるのと対照的に介護職は3.40倍。また今後も高齢化が進むことで、介護職はますます需要が高くなっていくと予想すると発表。
二つ目は雇用の安定性に加え、資格取得後はさらにレベルアップを目指して国家試験資格である介護福祉士からケアマネージャーなどの道も目指すことができるきっかけとなる点です。
そのルートですが、以下の図のようなステップです。
STEP1 介護職員初任者研修
基本的な介護業務スキルをを実践するためのプログラム。介護の登竜門ともいえるでしょう。介護職員初任者研修取得後は、国家資格である介護福祉士過程へステップアップも望めます。
STEP2 実務者研修
この研修は介護福祉士国家資格の受験に必要です。介護職員初任者研修より、レベルアップが望め、取得者は都道府県の判断によって介護職員初任者研修の全科目が免除されることもあります。
STEP3 介護福祉士
福祉の国家資格のひとつである介護福祉士の資格ですが、2016年度からは、3年以上の実務経験に加えて実務者研修(450時間)の受講が必要となりました。ただし3年以上介護職に従事して実務者研修を修了している場合には介護福祉士試験の実技試験が免除されます。
また収入面ですが、たしかに低い水準ではあるものの福利厚生などがしっかりしている施設が多いため、シングルマザーなどにとっては安定した生活が望めます。

初任者研修の受講内容について

介護職員初任者研修の資格取得では、旧ホームヘルパー2級の違いとしては、講義や実技スケジューリングが増えた点にあるでしょう。130時間の授業での現在の講義内容は、以下の通りです。
1. 職務の理解 | 6時間 |
---|---|
2. 介護における尊厳の保持・自立支援 | 9時間 |
3. 介護の基本 | 6時間 |
4. 介護・福祉サービスの理解と医療の連携 | 9時間 |
5. 介護におけるコミュニケーション技術 | 6時間 |
6. 老化の理解 | 6時間 |
7. 認知症の理解 | 6時間 |
8. 障害の理解 | 3時間 |
9. こころとからだのしくみと生活支援技術 | 75時間 |
10. 振り返り | 4時間 |
初任者研修は取得しなくても就職できる?
結論として、介護職員初任者研修を受けず「未経験者」として介護の仕事に就くことは可能です。
ですが後々ケアマネージャーを目指したいのであれば早いうちに越したことはなく、今のうちに取得しておくことをお勧めします。
介護職員初任者研修では、介護のキホンをはじめ応用までを幅広く学ぶことができます。
施設や介護職などで役立つことはもちろん、たとえ介護職を離れる時
これからヘルパー・介護士を目指す方へ
≪介護職員初任者研修とは≫
その1.無資格・未経験で受講できます
無資格・未経験で受講できます介護職員初任者研修を受講するための受講資格はありません。
カリキュラムの内容は講義と演習(実技)で構成されており、講義では
介護に必要な基礎知識を学びます。
演習では体を動かしながら、実際の介護技術を修得します。
その2.働きながら受講できます
受講スタイルには通学タイプの他に、通学と通信を併用して受講するタイプがあります。
その他、土日開講コース、夜間コース、平日コース、短期集中コース等さまざまなコースがあり、 自分が無理なく受講できる講座を選ぶことで、働きながら修了することができます。
初任者研修は、受講者の負担を減らし受講しやすくする方策として、科目ごとに上限を超えない範囲で通信学習が利用できるようになっています。
130時間のカリキュラムのうち、最大40.5時間を通信形式で受講できます。
開講日時・詳細スケジュール等は各スクールの資料に掲載されています。資料請求をして自分が通えるスクール講座を選びましょう。
その3.訪問ヘルパーとして働くならまずは取得を
訪問ヘルパーとして働くならまずは取得したい資格介護施設などで働く場合、必ずしも資格は必要ではありませんが、ヘルパーとして訪問介護事業所で働くには、この資格が必須です。
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