介護のキホン

訪問介護の線引きはどこ?訪問介護でできること、できないことをチェック

訪問介護とは利用者の自宅に直接行き、介護をしてくれるサービスのこと。

それらを受けることによって、要介護者は生活の質が維持することができ、症状が進行しないことにつながります。

ですが、初任者研修を終えたあなたが訪問介護のサービスをする場合、できること、できないことが明確に定められているのをご存知でしょうか?

今回は訪問介護を通してできることや、行ってはいけない行動などをご紹介していきましょう。

訪問介護で出来ること2つ

訪問介護でできることは大きく分けて2つ。身体介護と生活援助です。

まず身体介護とは利用者様の体に直接触れることを指します。

例えば、3大介護とされている、食事介助、排泄介助、入浴介助のことです。それぞれ解説していきましょう。

 訪問介護の食事介助とは

自力で食事をとれない要介護者に援助を行うことをいいます。

この時、職員は利用者様のできることやできないことを考えて、残存機能を生かした介護をすることが重要です。

それと同時に、食事の時間を楽しんでいただくようできるといいですね。

例えば、食事の説明や旬の食べ物についてのお話などできたら利用者様は楽しんでくれます。

 訪問介護の排泄介助とは

排泄介助では、おむつ交換やトイレの介助のことを指します。

1人で行えなくなった、排泄の介助をするのです。排泄を行う時は、相手に心理的な気持ちを配慮して行うことが重要と言えます。

それに加えて体の変化にもいち早く気づくためにも、排泄したものの性状や色や肌の状態などもしっかり観察していきましょう。

 訪問介護の入浴介助とは

利用者様の体を全身、または一部を洗うサポートを指します。

このときも要介護者へのプライバシーへの配慮と、体の確認をしていきましょう。

さらに加えて入浴することを楽しんでもらえると、気分転換・鬱予防になります。

ここで捕捉ですが高齢の方はお風呂に入ることに対して面倒だという感情があります。

そういった場合は無理をしないで、体を拭くだけにしてもいいでしょう。他にも着替えの介助や、褥瘡という床ずれができないように体の向きを変える体位変換なども身体介護になります。

また介護職の場合でも、特定の研修を受けることによって喀痰吸引や経管栄養を行うことができます。

この喀痰吸引は、要介護者が痰をうまく出せなくなってしまった方のために行うことです。医療行為になりますが、受講することによって介護士でも行うことができます

生活援助とは

生活援助とは先ほど述べた身体介護と異なり、利用者様の身の回りのお世話をさせていただくことを指します。

≪身の回りの世話一覧≫

・洗濯

・掃除

・買い物

・食事の支度

・整容 など

利用者の状態にもよりますが、洗濯や掃除や食事などは支度から、片付けまで行うものとなります。

また、整容は爪切りや耳掃除などの清潔保持や身だしなみのことを指します。

訪問介護では介護職ができることを行うので医療行為は行えません。

変形した爪をきることや耳掃除はあまり深くは医療従事者の仕事ですから、注意が必要です。

 訪問介護ではできないこと

訪問介護で行えない事、それは

  • 医療行為
  • 要介護者の支援以外の生活サポート
  • 利用者の家族の生活支援

の3つとなります。

上記については訪問介護以外の業務であり、することができません。それぞれ見ていきましょう

 訪問介護における医療行為とは

先ほどにも述べたように、医療行為は訪問介護では行うことができません。

例えばインスリンの管理や摘便や点滴の処置などが、この医療行為に当てはまります。

介護職は生活の支援者です。

専門的な知識があっても医療行為を行う資格がないので、行うことはできません。

もし仮に行ってしまうと、法律を違反してしまうので必要な事態になったとしても禁止されています。

 要介護者の支援以外の生活サポートとは

訪問介護でできないことの2つ目は要介護者の生活サポートです。

介護職は利用者様の生活の支援を行うためのものなので、庭の草むしりやペットの世話、さらに旅行への同行などは行っていません。

あくまで身の回りの最低限でのお世話を行います。

 利用者以外の家族の生活支援とは

訪問介護で行えないことの3つ目は要介護者以外の支援のことです。

支援以外の生活サポートと少し共通する部分がありますが、要介護者が使用する部屋以外の掃除や支援者以外の家族のための食事の支度、買い物などは行ってはいけない事となります。

まれに要介護者の家族が病気やケガなどで、どうしても要介護者以外の家族にも支援が必要だと思われるケースがありますが、その際は一度事業所に確認するといいでしょう。

 まとめ

訪問介護のできること、できないことについてご紹介させていただきました。

これらの情報は、これから介護職をスタートさせるあなたも、受ける要介護者様も知っておかないと、後々トラブルになる可能性があります。

まずは双方納得の上であなたができる業務支援をしっかりと行い、訪問介護の仕事をスムースにこなせるようにしてくださいね。

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あゆむ
あゆむ
「いつもニコニコ」をモットーに、介護士としてターミナル・療養型の病棟勤務。現在は透析病棟で働く。毎日、仕事を楽しんでいます。その傍らで実際に介護士として働いて、気がついた魅力や苦悩をPCで発信。ジョギング、水泳、御朱印集めが趣味。