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介護職員初任者研修のレポートにも役立つ!「文章の書き方」を解説 

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介護職員初任者研修を受けている途中で、何回かレポートの提出を求めるスクールが少なくありません。基本的には3回程度で、設問に対して200〜500文字程度で回答するというケースが多いでしょう。 提出したレポートは担当講師が添削します。

じつは初任者研修のなかで「一番ハードルが高い」という感想が多いのがレポートの提出です。

なぜなら、あなたのように「文章を書くのが苦手」という意識を持っている方は意外に多く、いざ書こうとする前に以下のような状態になりがちだからです。

  • 書く前に、何を書けばいいのかわからなくなる
  • 出だしが書けずに時間ばかりが通過する
  • 「です、ます」「である」など、語尾をどうすればいいのか迷う
  • つなぎの接続詞が思い浮かばず、同じような文章が繰り返される
  • ひと段落が短すぎる、または長すぎてどこで区切ればいいかわからなくなる

など。

まず憶えておいて欲しいのが、スクール側や講師はあなたの「文章力」を知りたいわけではなく「何を理解したか」を知りたいという点です。

ですのであまり緊張せずレポートに取り組んでみましょう。

多少ぎこちない文章でも、あなたがどれだけ一生懸命書いたかによって評価が変わります。

上記を踏まえつつ、レポートの基本となる文章の書き方についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

かいご畑

レポートのポイントⅠ 不要な言葉を使いすぎない

文字量を増やしたいがために、飾り言葉などを多く使ってごまかすというのは、どんなレポートの時にもよく使う手です。

ですが、情報過多の文章は無駄な言葉がちらかってしまい、簡単な内容を複雑にしてしまう可能性があります。

例えば以下の例文があったとしましょう。

例文1

私たちが資格取得を目指している介護職員初任者研修とは「在宅・施設を問わず、介護職として働くうえで基本となる知識・技術を習得する研修」です。

最近では、家族の介護を入党において資格を取りに来られる方もいらっしゃいます。このような資格を取得するためには、講義と演習で構成される約130時間の研修受講と全過程終了後の修了試験に向けた合格をしなければなりません。

たしかに間違ったことは書いていませんが、読んでも「スッキリと理解できる感じがしない」「手ごたえが少ない」という印象を持ちます。

なぜそう感じるかというと、若干無駄な表現が含まれているからです。

そこで不要な言葉をそぎ落としてみましょう。すると以下のような内容になります。

修正後の例

介護職員初任者研修は「在宅・施設を問わず、介護職として働くうえで基本となる知識・技術を習得する研修」です。

この資格を習得するには講義と演習で構成される、約130時間の研修受講と全過程終了後の修了試験が必要となります。

文字量は減ってしまいましたが、前より目的の内容がクリアになりました。

レポートの場合、このような「余計な言葉」を極力使わないことが大切となります。

レポートのポイントⅡ 重複する内容に気をつける

有名な「頭痛が痛い」といった言葉遣いなど、私たちは日ごろから意味が重複する文章や言葉を使っている場合があります。

主には以下のような内容です。

重複しがちな表現
  • 一番最後
  • 被害を受ける
  • 思いがけないハプニング
  • 返事を返す
  • 必ず必要
  • 年内中に など

いかがでしょうか。

気軽な会話でも、うっかり口に出していそうな内容もありますね。

とくに介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)レポートにおいては、このような重複言葉は使用しないことが大切です。

レポートのポイントⅢ 接続詞を使いすぎない

接続詞には文章と文章をつなぐ役割のほか、後に続く言葉を予告したりする役割があります。

よく使うものには「しかし」「また」などがありますが、そのほかにも以下のようなものが一般的です。

1.順接:結果があとにくるもの

だから/したがって/よって/ゆえに/そこで/すると/だとすると など

2.逆接:最初の文章と反対となる内容が後に続くさい使用

しかし/しかしながら/だが/だけど/だけども/でも/それでも など

3.添加:最初の文章に内容を付け加えるもの

しかも/そのうえ/それに/加えて/そして/それから など

4.並列:前の内容に続くような並列文をつけ足す

また/ならびに/および/かつ

5.対比:先の内容が対比関係にあるもの

一方/逆に/反対に/反面/むしろ など

6.選択:前の内容とあとの内容が選択関係にある

あるいは/それとも/または/もしくは など

接続詞は知っておくと確かに便利なものですが、「また~、また~、そして~」など、続けて使うと分かりづらい事が起こります。

レポートは要点を簡潔にまとめることが求められますので、なるべく使用する頻度をおさえて作成することを心に置いておきましょう。

ただし、接続詞は使いすぎるのとは逆に使わなすぎるのも良くありません。内容に応じて適度に使うと、スムースな文章になります。

まとめ

介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)のレポートは慣れないうちは時間がかかるものですが、上記のような基本をマスターしておけば、原稿用紙1枚分はなんとかなります。

もうひとつ重要なのは、課題となる内容や介護用語をしっかりと把握しておくことです。

研修では講師(先生)から「ここは記述式問題の参考にしてください」といったような事を言われたら、レポートに出ると考え、内容をしっかり把握しておきましょう。

そのためにも普段の授業では付箋紙や蛍光ペン・三色ペンなどを積極的に活用することがおすすめです。

文章は縄跳びや自転車同様、慣れてしまえばある程度は上達が見こめます。

ですから恐れず、コツコツと書いてみることをおすすめします。

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