介護のキホン

【体験談】ヘルパーの夜間勤務とは?仕事内容や注意点について解説!

初任者研修終了後、あなたがヘルパーの仕事が初めての場合他の業務と一番違う点が「夜勤がある」ということではないでしょうか。

じっさい、あなたはヘルパーとしての夜勤をどのようにお考えですか。

夜間の見守りや緊急時の対応、オムツ交換などのイメージもあると思いますが、夜勤をしたことがない人は具体的にイメージするのは難しいですね。

そこで今回は、これからヘルパーとしてデビューされる方のための、介護士の夜勤業務についてご説明していきたいと思います。

ヘルパーとしての夜勤の業務内容は主に4つ

施設などによって細かいところに違いはありますが「就寝の介助」「就寝後の仕事」「起床の介助」「日勤帯への引継ぎ」の4つに分けることができます。

それぞれ見ていきましょう。

夜勤の介護その1.就寝の介助

夜勤の仕事は16時〜9時、17時〜10時といった組み合わせが一般的です。

まず、日勤帯からの引継ぎを受けます。

入居者の日勤帯での様子、熱やバイタルなどの体調を把握します。

これらは次の日の日勤帯に引き継いで介護の流れを継続するためにも重要になります。

引継ぎを受けた後は

夕食の準備→夕食の介助→夕食の片付け

その後は

口腔ケア(入れ歯の消毒)を行い、就寝の準備を行います。

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トイレの誘導や排泄介助、普段着からパジャマに着替える入居者の手伝いをします。

21時に消灯の施設が多いので、その時間までに入居者をベッドに移乗・誘導します。

夜勤の仕事その2.就寝後のケア

2つ目は「就寝後」の仕事です。

多くはナースコール対応になります。

「トイレをしたい」「喉が渇いた」など入居者のナースコールに対応します。

1時間毎に入居者の部屋を巡回し、安否確認も行います。

対位交換やパット交換を巡回時に行う施設もあります。

不眠の入居者や体調の悪い入居者はチェックを行い、記録として記載して日勤帯に引継ぎ朝の起床時間までに備品の補充や記録を行います。

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夜勤が2人以上の場合は交代で食事休憩や仮眠(一般的に2時間)を行いますが1人の休憩中にもう1人が、ナースコールや緊急時の対応を行います。

夜勤の介護その3.起床の介助

3つ目は「起床の介助」です。

施設によりますが、6時に起床の介助を行い部屋の電気を付けて、起床の時間であることを伝えます。

自力で起きられない入居者の介助やトイレ誘導・7時〜8時に朝食となりますので、入れ歯を配り朝食の準備を済ませます。

準備をする前に、ポータブルトイレを夜間帯で使う入居者がいればポータブルトイレを洗います。

7時に早出の日勤者がくる施設もあれば、8時に日勤者がくる施設もありますから、日勤者と朝食の介助や手伝いを行います。

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夜勤の介護その4.日勤帯への引継ぎ

4つ目は「日勤帯への引継ぎ」です。

朝食の介助や手伝い→口腔ケアが終われば、日勤帯への引継ぎを行います。

夜間の入居者の様子、熱発者や体調不良の確認、夜間不眠の入居者など日勤帯に必要となる情報を伝え、ゴミ捨てや朝の記録(朝食の状況)などを記録し、夜勤の仕事が終了となります。

夜勤にある2交代制と3交代制って?

夜勤には勤務先によって2交代制と3交代制がありますが、事前に確認をしておく必要があります。

○2交代制の夜勤とは

2交代制の夜勤というのは夕方16時〜朝の9時までまたは、17時〜10時までの業務となります。

1回当たりの勤務時間が15時間(休憩2時間)と長いことが特徴です。

基本的には次の日が休みになるので予定が立てやすいです。

○3交代制の夜勤とは

16時〜0時、0時〜9時と分かれている施設や21時〜7時までになっている施設と様々です。

この3交代制は2交代制に比べて夜勤の時間が短いので、体力的にも優しいものとなっています。

次の日が休み確定ではないので確認も必要になります。

どちらも良い面と大変な面がありますので、事前に働いているところや求人を確認することが大切になります。

夜勤をする時に注意することはあるの?

夜勤をする時は注意することがいくつかあります。

1つ目が生活リズムが変わることで体調不良になりやすい点です。

夜勤は「夜起きて働く仕事」です。

日中しっかり休まないと、体調を崩してしまいます。

風邪を引くと長引いてしまうし、夜勤以外のシフトも大幅に変更しないといけなくなります。

体調管理はとても大切になります。

2つ目が日勤帯と違う入居者の様子です。

日勤帯で静かな入居者でも夜になると豹変する場合があります。

例えば、落ち着きがなく施設内をうろつき回ったり、家に帰りたいと騒いだりします。

そのような入居者を上手く寝かせるのも大切な仕事になります。

3つ目が少数で多くの入居者を見ることです。

基本的には寝ているので問題ないのですが、状態の悪い入居者や急変のリスクがある入居者には少ない人数で対応することになります。

慣れていない人が夜勤をする時は、2人夜勤のところを3人夜勤で行います。

もしくは、ベテラン介護士と組むのであまり心配する必要はないですよ。

夜が怖い!そんなあなたへ

筆者もヘルパーとして活躍していますが、暗闇がとても苦手です。
夜勤や夜勤の帰りにたまに怖くなることもあります。
そんな時、自分なりの対処法として、スマホのライトや懐中電灯(夜勤中)を持って怖いと考えないようにしています。

1度、考えてしまうとしばらく怖いままなので、後はなるべく明るい道を把握しておくことです。

また仕事中は夜勤も真っ暗にする必要はないので、休憩時間なども電気をつけるなどをして、対応しています。

私の場合は病院の夜勤をしたことで、無理矢理怖さに慣れてしまいました。

慣れてしまえば、あとはあまり怖くはなく、むしろ夜勤中はたくさん仕事があるので、集中して仕事をすることで、あっという間に明け方になってしまいます。

まとめ

今回は介護士の夜勤についてご紹介しましたが、夜勤をすると夜勤手当(相場5000〜8000円)が支給されます。

日勤だけでは稼げないと感じる方には夜勤をおすすめしますし、夜勤をするために必要な資格はないです。

ですが、緊急時の対応・少人数での業務であるため基本的な知識や技術は身につけておいた方がいいでしょう。

私は、未経験時に日勤を半年ほど経験し、夜勤の業務を行いました。

転職後の施設では、経験ありということで3ヶ月目に夜勤業務が始まりましたが、体力的に自信のない方は3交代制の夜勤をお勧めします。

長時間の夜勤は身体に負担がかかるため、あなたに合ったシフトが選べる夜勤を選んでくださいね。