介護職員(ヘルパー)初任者研修の受講開始近くなるにつれ、どのような準備が必要か気になりますね。
とくに、実技の場合はどんな服装で臨めばよいのかは気になるところではないでしょうか。
介護職員初任者研修は座学と実習の2パターンで行われます。
なぜなら、実際の介護現場では高齢者施設や障害者施設でさまざまな人に接するからです。
介護の現場に立った経験がない初心者さんにとっては、その場にふさわしい服装というのはわかりにくいものですが、実習の場合はエプロンがおすすめです。
そこで今回は介護職員初任者研修を受講する際の服装や、エプロンの必要性についてご紹介したいと思います。
実技は実際の現場で行われる為動きやすい服装がおすすめ

当サイトでもご紹介しているとおり介護職員初任者研修は10科目(130時間)の研修を受講することが必要です。
ただ座って通信や座学などで勉強する以外にも、必ず実技をすることが必要となります。
そのため、これから研修を受けるあなたは座学(通信など)と実習、2つの準備が必要となります。
座学や通信は座って講義を受けたりするものですので、普段着の私服でもOKです。
ですが心配な場合には実際に研修がスタートする前にどのような服装がベストか、確認してみることをおすすめします。
実習においては現場である高齢者施設や障害者施設で行われます。
ですから、実際の介護の業務に近い形でのスタイルが必要となります。
主なチェックポイントは以下の通りです。
- 動きやすい服装の準備
- エプロンなどの持参(研修による)
- 香りのきつい香水や化粧品を控える
- 貴金属類のアクセサリーはつけない
- ネイルはせず、爪を切っておく
上記は実習前にスクールから服装についての指示が入るものです。
ですから、準備期間までにはそろえておくとよいでしょう。
基本となる実技の服装

基本的に実技ではジャージや運動靴等が主な服装となり、髪の毛が長い方は束ねたり結んだりする必要があります。
主な内容は以下の通りです。
上着・・・Tシャツ、ポロシャツなどの動きやすいもの。フードがついたもの、胸もとが開いたものはNG。
パンツ・・・ジャージまたはスウェットで、金具が着いたものでベルトはNG。
靴・・・運動靴のみ。スリッパ、クロックス、ナースシューズ、ブーツ類はNG。
実際に介護職員として働き始めると、運動靴がベストなことに気づくヘルパーさんがほとんど。
介護現場では動きやすく、清潔感のある服装が一番です。
また、利用者様に与える印象が損なわれないように、服に汚れやシミがないか、靴が擦り切れていないかなど、こまめにチェックしておきます。
現場で使用されるエプロンは、研修には必要か?

初任者研修はスクールによって「エプロンの着用」が求められる場合があります。
ですのであなたが受ける研修先にエプロンの準備が必要であるかは、確認することをおすすめします。
エプロン着用を求めるスクールでは、指定のエプロン購入を求められたりスクールの費用にエプロン代が含まれている場合がありますので注意が必要です。
とはいえ、実際の現場ではエプロン着用が義務つけられていることも多い為、先に購入をしていても「現場で使用する」確率は高いといえます。
また、エプロンには円滑に実習を遂行することを目的として名札をつける場合も多いです。
指導してくれる現場の介護職員やサービスを提供する高齢者・障害者の方に名前を覚えてもらうことで、実演はよりスムースとなるでしょう。
終わりに
初任者研修では、より現場に早く適応してもらえるよう、実践に近い学習を率先して行うスクールがほとんど。
ですからエプロン等の服装に関しても、ほとんどの場合実践とほぼ変わらないスタイルとなっています。
上記でもお伝えした通り、あなたが働く施設によっては着用が必要な事もあるので、エプロンは用意しておいて悪いものではありません。
シンプルで衣服と同じく「動きやすいデザイン」であれば重宝するでしょう。
初任者研修は座って行う講義だけではなく、このような準備も必要ですが、実際のTPOにあった服装を心がけていれば問題ありませんし、現場の状況がよくわかりますから、ぜひ参考にしてみてください。